【肘の外側が痛い?それって『外側上課炎』??】

2016年12月28日

んにちは。寒くて朝布団から出れない相場です。

 

 

ここ最近はインフルエンザウイルス性の胃腸炎が流行していますね。

 

僕自身、昨年の年末年始は胃腸炎になり違う意味の寝正月を過ごしました。

今年は風邪に負けないよう気を抜かないようにしています!

 

 

皆さんも是非インフルエンザや風邪には気をつけてくださいね!

 

 

さて、今回も?「最近患者様で多い症状シリーズ」をやっていきたいと思います。

 

 

今回は【肘の外側が痛い?それって『外側上課炎』??】というタイトルの通り、

 

 

【外側上課炎】

 

についてお話していきます。

 

 

外側上課炎って?

別名「テニス肘」といいます。
良くテニスをする方でバックハンドでスイングする際に痛めてしまいやすいのでそう呼ばれています。
ただこの症状はテニスをしていなくても起こってしまうのです

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病態としてまず、
①上腕骨外側上課という場所に
②指を伸ばす(伸展)際の筋肉が肘の外側上課にくっついています。
③その筋肉の付着物が何らかの影響によって負担がかかり炎症を起こしてしまう場合を言います。

 

 

原因としては使い過ぎ(over use)

間違った使い方(miss use)によって起こることが多いと言われています。

 

どんな人になりやすい?

デスクワークで常に指を動かしている方
ピッキング作業などで重いものを良く持つ(掴む)ことが多い方
毎日重い買い物袋をもって家まで帰る方

 

 

もちろんテニスをしていて痛めてしまう方も多いです。

 

 

自分で検査をしてみよう!

では肘の外側が痛いそこのあなた!
この3つのテストを試してみてください。

 

チェアーテスト

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手のひらを下向きに、肘を伸ばした状態でイスをもつ
肘の外側に痛みが出れば陽性

 

 

後3つのテストは本来は施術者が行いますが、今回はセルフでやってみましょう!

 

手関節掌屈背屈テスト

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手関節を掌屈、背屈をさせて痛みが出れば陽性

中指伸展テスト

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中指を上に上げたままキープをして他の手で上から抵抗をかける
肘の外側に痛みが出れば陽性

 

トムゼンテスト

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手指をグーにした状態で上に上げる(背屈)そのままキープをして他の手で上から抵抗をかける
肘の外側に痛みが出れば陽性

 

※①手関節掌屈背屈テスト>②トムゼンテスト>③中指伸展テスト①②③の順番で行っていき、番号が若い段階で陽性が出た方が症状が重いです。

 

外側上課炎の治療法は?

 

安静
サポーター
アイシング

理学療法
徒手療法

先ほども書きましたが、この症状はover use(使い過ぎ)が原因の一つとなります。
よってまず痛みがある際は

 

①安静にすることが一番大切になります。

またどうしても動かさなくてはならない場合、

 

②サポーターやテーピング

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で補助をしたり、痛みがどうしようもない際は薬を飲むのも一つの手だと思います。

使って痛みや腫れ、熱感がある場合は

③アイシングをして冷やすことも大切です。
ない場合は温めて筋肉を緩める方がよいです。

④超音波などによる除痛や深部の暖めも行っていきます。

 

 

上記の3つは対象療法になりますが、
当院では患部に負担がかかりにくくするために他の部位を使って肘に対する

④徒手療法も行っています。

 

またmiss use(間違った使い方)をしないための指導もさせていただいています。

 

痛みがある方、気になる際は治療を受けに来てくださいね(^_^)

 

 

次に大切なのが患者さんに行ってもらうセルフケアです。
いくら治療をしても負担が治療を上回れば良くなる速度も遅いですし、

 

痛みが中々治らないなんてことになりかねません。

なので、負担を減らすために負担がかかりにくい構造にするケアもやってもらいます。

 

 

1.手首や肘周り、上腕部の筋、筋膜を緩めるストレッチ

2.体幹と肩甲骨、上腕骨の連動性を良くする体操

3.肩甲骨や背骨骨盤の正しい位置や姿勢強化

この3つがうまく出来ていると負担がかかりにくいので再び外側上課炎に悩まされることもすくなくなります!

 

ただ、症状は人により様々です、同じ症状でもアプローチする部位は全て同じではありません。
万人に言えるのは体のバランスを整えて負担がかかりにくい体を作っていくことが大切になります!

 

 

トータル的にバランス調整をしてリハビリをしていきましょう!

 

 

お知らせ

年内の診察日

12月29日(木)まで通常通り診察

1月4日(水)10時~診察致します。