4人に1人が頭痛持ち!!

2015年02月28日

こんにちは石井です。2月も今週で終わり、いよいよ本格的な春の到来ですね。

とはいっても、この時期は特に寒暖の差が激しく体調を崩す方も多いようですが皆さんはいかがお過ごしでしょう?

最近、患者さんのなかで“頭痛”に悩まされるという声をしばしば聞きます。季節の変わり目というのは気圧や気温が不安定になり頭痛が起きやすくなります。

頭痛には、脳自体には全く異常がなく慢性的に繰り返し起こる一次性頭痛と脳などの病気(くも膜下出血、硬膜下・外血腫、脳腫瘍等)が原因となって起こる二次性頭痛の二種類があります。

二次性は、命の危険に関わる怖い頭痛です。
これまで経験したことのないような強い頭痛が突然表れたり、手足のしびれ・痙攣、激しい嘔吐、高熱等を伴う頭痛が起きた時はすぐに病院に行きましょう。

一次性はいわゆる「頭痛持ち」の頭痛で全体の80%はこのタイプで、次の3つに大別されます。

1.緊張型頭痛

(主な原因)
・頚、肩の筋肉の緊張により血流が悪くなり起こります。

(症状)
・後頭部~頭全体にギューと締め付けられるような痛みが特徴で、同じような痛みが持続的に起こります。

(対応策)
・なるべく長時間の同姿勢や不自然な姿勢を避け、こまめなストレッチ、お風呂などで良く温める等して血流を高め、柔らかい筋肉を維持しましょう。

2.偏頭痛

(主な原因)
・何らかの理由で脳の血管が拡張することで周囲の三叉神経を刺激し、痛みを誘発します。

(症状)
・頭の片側に出る事が多く、こめかみ付近にズキンズキンと脈を打つような強い痛みが特徴です。週2回~月1回の頻度で、発作的に起こります。また、吐き気や嘔吐、光や音が気になるという症状を伴う事があります。

(対応策)
・動くと痛みが悪化しやすいため、静かな部屋で室内を暗くして横になり安静を保ちます。また、患部を冷やし拡張した血管を縮める事で痛みを和らげ炎症を鎮めます。

3.群発頭痛

(主な原因)
・何らかの理由で目の奥にある内頚動脈が拡張して起こります。

(症状)
・1~2か月間に集中してほぼ毎日起こります。(群発期)必ず片側にあらわれ、目の奥やその周囲にえぐられるような激しい痛みがあります。あまりの痛みにじっとしていられず日常生活に支障をきたす事もしばしばです。

(対応策)
群発期に飲酒すると、ほぼ100%頭痛が起きるため、その期間は控えましょう。

また、緊張型と偏頭痛の両方が現れる混合タイプもあります。

このうち、偏頭痛と群発頭痛は未だにはっきりした原因が解明されておらず、確かな改善法も確立されていないのが現状ですが、緊張性頭痛は、姿勢の改善やストレッチ・トレーニング等をしっかり行えば改善できますので症状がある方は早めに当院にご来院下さい。

ではまた!

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