その肘の痛み”外側上顆炎”かも?!

2025年06月3日

こんにちは!

西船はりきゅう接骨院です!

 

今回は肘の痛みでよく見られる上腕骨外側上顆炎についてです!

 

別名テニス肘とも呼ばれ、その名の通り、テニスをやられてる方に多い肘の痛みで有名です。

外側上顆は、肘の外側にある上腕骨の出っ張り部分です。そこには手首や指を伸ばす筋肉の腱(特に短橈側手根伸筋)が付着しています。

この部位に繰り返し負担がかかると、腱の付着部に微小な断裂や炎症が生じて痛みが出るようになります。

 

外側上顆炎の原因となる筋肉を詳しくみていきましょう!

 

短橈側手根伸筋

 

 

主に前腕伸筋群といって、手首や指を伸ばす筋肉ご関係してきますが、その中でも外側上顆炎の最大の原因筋で上腕骨の外側上顆から始まり、手の甲の中指の付け根のあたり(第3中手骨)に付着します。手首を伸ばす動作や手首を反らせながら物をつかむ動作で多用されます。繰り返し負荷がかかることで腱に微細な損傷が蓄積 → 痛みが発生。

 

総指伸筋

 

指(第2~5指)を伸ばす筋肉で、外側上顆から始まり、各指の背側に腱を送ります。手を使う細かな作業で使われやすく、短橈側手根伸筋とともに過負荷になりやすい。

 

尺側手根伸筋

手首を小指側に反らす筋肉で外側上顆と尺骨から始まり、小指側の手根骨(第5中手骨)に付着。短橈側手根伸筋よりは関与が少ないが、重い物を持つときなどに使われます。

 

長橈側手根伸筋

短橈側手根伸筋の上にあり、やや上部(上腕骨の外側顆上稜)から起始。同じく手首を伸ばし、橈側(親指側)に曲げる働きを持つ。通常は短橈側手根伸筋ほど損傷を受けにくいが、補助的に関与することがある。

 

筋肉が炎症を起こす仕組み

 

反復動作(手首の伸展+前腕回内)

ラケットを振る、工具を使う、タイピングなどオーバーユースによりはっせいする

・筋腱移行部や腱の付着部(=腱付着部)に微細損傷が発生

特に短橈側手根伸筋の付着部(外側上顆)が負担を受けやすい。

・血流が乏しく、自己修復しにくい部位に炎症・変性が起きる

「炎症」というより腱の変性に近い状態

 

 

人によっては物を持つ、雑巾を絞るなど日常動作でも影響が出るほど痛む方もいらっしゃいます。

放置すればするほど、痛みが長引くものです。

当院では原因の筋肉を手技療法ハイボルテージという高周波の電気治療をお勧めしています。

痛みを我慢せず、まずはご相談ください。