グローインペイン症候群
- 歩き出しで痛みを感じる
- 階段を上る際に痛みがある
- サッカーボールをける際に痛みを感じる
- 足を内側に捻ると痛い
- 出産後に股関節に痛みを感じる
グローインペインとは何か?|船橋市 西船はりきゅう接骨院
グローインペイン症候群とはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
別名(鼠径部痛症候群)といいます。
簡単に話をしますと、股関節は様々な筋肉が鼠径靭帯(股関節前)のあたりで交わっています。そこで様々な筋肉がストレスがかかり、硬くなり、癒着をすると痛みを誘発する言われています。
股関節の筋肉や関節包(関節を包むもの)などに常時ストレスがかかり、弱い筋肉などが痛みを発しやすいと言われています。
特に運動選手や出産後のママさんなどに起こりやすい症状でもあります。運動は特にサッカー選手に多く見られます。
なぜサッカー選手に多いのか??
それはキックをする動作は内転筋や腸腰筋など様々な筋肉を使います。そのため、他のスポーツに比べて、圧倒的に多いのがサッカーになります。
股関節は様々な筋肉が交わる場所になります。そのために、多くの筋肉のストレスを受けます。特にサッカーは股関節の筋肉に対して大きなストレスをかけるからです。
ストレスをかけるのに対して、股関節を負荷を減らす筋肉がさぼっていて、上手く働いていません。これがより、痛みを誘発する原因になります。
そもそも、股関節を支える(負担を減らす)筋肉が弱いことにあります。
出産後のママさんはなぜ多いのか?
出産により、恥骨筋の筋力低下や腹圧などの低下により、鼠径部に対して大きな負担がかかります。
主に腹圧の低下は腹横筋、骨盤底筋、横隔膜、多裂筋など。このあたりの筋肉がうまく使えず、機能低下を起こします。
そして、出産による骨盤の開きにより、骨盤周囲筋は緩みがうまれ、より周りの筋肉は筋力低下を起こします。
落ちる筋肉(さぼる筋肉)があるとその負荷を支えようとする頑張る筋肉があります。そのバランスにより、頑張る筋肉がどんどん固まり、過緊張を起こしていきます。
それが鼠径部への運動制限を作り、股関節に対して、大きなストレスを集中させて、痛みの元になります。
グローインペインを放っておくとどうなるか?船橋市|西船はりきゅう接骨院
グローインペインの和名は「鼠径部症」です。これは色々な痛みが混ざっています。
「恥骨結合炎」「内転筋腱障害」「腸腰筋拘縮」「腹斜筋損傷」このような障害を総称していいます。
簡単に言うと股関節の周りに起こる痛み。ということを指します。様々な名前で表します。
放置しておくとどうなるのか?
初めは運動時や作業時などの初めに起こります。一旦、軽減しますが、ハードになるにつれて疼痛が増していきます。ひどいと常に痛みが起こります。
更に進行すると運動時だけでなく、日常生活での中で痛みが起こってきます。歩行時、階段の昇降、椅子から立ちあがりなどでも。
更に進行すると寝返りの際に痛みをおこしたり、安静時にも鈍痛を感じやすくなります。
そして一番怖いのは慢性化して、本当に悪化してしまうとその痛みが中々治らない。これが一番厄介なことになります。
グローインペインの施術方法|船橋市|西船はりきゅう接骨院
グローインペインを治していくためには様々な方法があります。
まず、大前提は股関節に負荷が集中してしまっているといいこと。これを改善すれば、痛みは安定していきます。
そのためには頑張っている筋肉を緩めて、さぼっている筋肉を働かせることをしていきます。
頑張っている筋肉(過緊張)
➡大殿筋・中殿筋・腸腰筋
さぼっている筋肉(筋力低下)
➡内転筋・内側ハムストリングス・腹横筋・多裂筋
これを行っていきます。股関節は6つの動きがあり、様々な筋肉で保護されています。
その中でも特に大殿筋と腸腰筋はかかなり過剰に働きます。これを徹底樹的に緩める施術を行っていきます。
少しずつ緩みがうまれても、再度固まってしまいます。なぜかというと、股関節の負荷を減らす筋肉。さぼっている筋肉を使えていないからです。なので少しずつ、上手く働いていない筋肉を強化していきます。
そうすることで、股関節に対する負荷は軽減して、痛みは減ってきます。しっかりと治すためにはこのバランスが重要です。
緩めるためにはトリガーポイントマッサージ、筋膜リリース、鍼治療、ストレッチ、PNF、関節トレーニングなど様々な施術方法を組み合わせていきます。
根本的に股関節障害(グローインペイン)を治すためには必要となっていきます。
対症療法ではなく、その根幹からしっかりと治してあげましょう。