【膝の痛み】放置すると歩行も困難に!?

2025年02月26日

こんにちは!

西船はりきゅう接骨院です。

今回は変形性膝関節症についてお話していきます。

男女比としては1:4で「女性」に比率が多いです。特に年配の方に多くみられ、膝関節に【痛み】や【水が溜まる】のが特徴です。

変形は【O脚】もしくは【X脚】のどちらかの変形が現れますが【O脚】の方が多くみられます。

これは膝の軟骨が「加齢」、「筋肉量の低下」、「体重の増加」、「ホルモンバランスの崩れ」などが引き金となり、日々の日常生活や仕事で膝の曲げ伸ばしを繰り返す事で段々と変形していきます。

軟骨が擦り減る事で骨に棘のようなもの(骨棘)ができ、それが関節を包んでいる「関節包」というものに刺激が加わり、「関節液」が内部で溜まる事がいわゆる【膝に水が溜まる】という状態になります。

関節液内に擦り減った軟骨が入り込む事で滑膜や骨膜に刺激が加わり【痛み】が出てきます。また骨折靭帯半月板の怪我化膿性膝関節などが原因となって起こる場合もあります。

 

各段階による状態

変形性膝関節は日々の日常生活や仕事において時間の経過と共に進行していきます。
一度変形したものは元に戻らない為、早い段階でのケアが大切になります。

進行の経過は各個人によって様々であり、状態によってはオペの適応になるので注意が必要です。

初期段階

膝関節に対して起床時などに「こわばる」ような状態が出てきます。

歩き出しなどの「動きだし」の際に鈍い感じや動かしにくさを感じますが少し休むと落ち着く為、あまり気にせずに日常を送る方が多いです。

中期段階

少し休むと落ち着いていたものが中々落ち着かなくなります。

膝の曲げ伸ばしの角度が深くなる動作(正座、階段の上り下り、荷物を拾うようなしゃがみ込む時)に痛みを感じるようになり、動作が困難になります。

この段階で膝関節に対して「腫れ」や「変形」が目立つようになってきます。

末期段階

軟骨がほぼ擦り減ってしまい、骨同士が動作時にぶつかり激しい痛みを感じます。

関節可動域も制限が出て、完全に曲げ伸ばしができなくなります。これをロッキングといいます。

日常生活においても困難で活動力が低下し、精神的にも辛くなってきます。

この段階ではオペ適応の場合が多く、「人工関節」や「骨切り術」を施す方も出てきます。

変形性膝関節に大切な事は?

筋膜の柔軟性を高めることです。

変形膝関節において日常生活での身体の使い方が痛みを強くしてしまう原因となる事が多く、身体を動かすのは【筋肉】になります。

筋肉といっても身体にはたくさんの種類の筋肉があり、各筋肉を【筋膜】というもので全体を覆うように連結しています。

筋膜は全部で12本のラインがあります。

その筋膜ラインで重要なのが臀部になります。

臀部~大腿部~下腿部に繋がっていきますが付け根の部分である臀部の筋肉が硬いと他の筋肉の硬さが中々取れなくなってしまいます。

辛い部分は変形のある膝関節部であってもまずは臀部の筋肉をほぐす事が第一歩になります。

臀部の筋肉は膝以外にも腰痛で悩みのある方にも必要なアプローチ箇所になります。

筋膜を緩めてあげる事以外で大切な事は【関節部自体の可動性】を高めていく事になります。

変形が強くなってしまっている場合は完全な曲げ伸ばしは難しくなってきますがある程度関節可動域を広げていく事はできます。

関節可動域が広がるだけで動き方が変わってくるので日常生活においても楽になってきます。

悪化する前にしっかり処置を!!

膝のことでお悩みの方は、是非西船はりきゅう接骨院にご相談ください!

変形性膝関節症について詳しくはこちらのページもご参照ください。

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