放っておくと怖い坐骨神経痛!それはヘルニアか?
2015年03月13日
こんにちは石井です。
3月になり、少しずつ暖かい日が増えてきましたが、
まだまだ朝晩を中心に寒い日が続いています。
昔から「冷えは万病の元」といわれますが気温が下がり、
体が冷えると様々な症状を引き起こしやすくなります。
特に神経痛などは冷えにより症状が悪化しやすいといわれています。
神経痛とは、特定の末梢神経の支配領域におこる痺れや痛みのことをいいます。
神経痛にも様々な種類がありますが、最も多く皆さんが耳にするのが坐骨神経痛ではないでしょうか?実際当院にも数多くの坐骨神経痛に苦しむ患者さんが来院されています。
坐骨神経痛は通常、腰・殿(お尻)のどちらかに特定の原因があり、それに伴って起こる症状名であり、病名ではありません。
その症状は主に坐骨神経の支配領域である殿~太ももの裏、ふくらはぎや足のすね、指の先などに痺れや痛み、重だるさ等が現れます。
年齢が若い場合は、腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢になると、ほとんどが脊柱管狭窄症を原因として発症します。また最近、当院の患者さんでも非常に多い症例に梨状筋症候群があります。少し詳しくみていきましょう。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨は一つ一つの椎骨が積み木のように重なって構成されています。その骨間にはクッションの働きをする椎間板という軟骨が存在します。その椎間板が飛び出して神経を圧迫されて発症します。
長時間の同姿勢(特に前かがみや中腰など)や重たいものを持ち上げた際の繰り返しの負担により椎間板の変性をもたらし起こると言われています。また、遺伝要因や加齢、肥満等も関係しています。
症状は前屈時(前かがみ)で症状が増し、激しい腰痛、下肢の痺れや痛み、下肢の感覚障害・筋力低下(力が入らない)、排尿障害等があります。
脊柱管狭窄症
背骨の中には脊柱管と呼ばれる1本の管があり、その中には神経が通っています。加齢に伴い、背骨・椎間板の変性や靭帯の肥厚などにより脊柱管が狭くなり神経を刺激してしまうことから起こります。
ヘルニアとは逆に、後屈位(腰を反る)で症状を助長します。腰痛はそこまでなく、下肢の強い痺れや痛みと間欠性跛行が特徴です。
間欠性跛行とは、歩いていると段々痺れや痛みが出現し、前屈姿勢(前かがみ)で休むと楽になり再び歩けるようになるという症状です。
梨状筋症候群
お尻の奥には、お尻を横切るように付いている梨状筋という筋肉があり、その中を坐骨神経が通っています。
長時間のデスクワークなどで座位姿勢が続いたり、ランニングなどのスポーツ活動によって梨状筋が硬くなり坐骨神経を圧迫しておこります。
お尻のくぼみ辺りの痛みや下肢への放散痛、仰向けで下腿を内旋(内側に捻る)させて症状が出るのが特徴です。
また筋の緊張はレントゲンやMRIなどで診断することが難しいため、他に原因がないのに症状が出ている方は梨状筋症候群を疑う必要があります。
この他にも、変形性腰椎症、腰椎分離・滑り症など原因は様々です。
坐骨神経痛は放置していると、どんどん悪化してしまいます。適切な治療とリハビリを行えば、症状は軽減します。
船橋市や市川市。
船橋駅、西船橋駅、東船橋駅、船橋法典駅、市川大野駅で坐骨神経症状。
ヘルニアでお困りの方はご相談ください。
当、整骨院で施術をして日常生活が楽しく過ごせるように体を治していきましょう!
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