スポーツ選手に多い足関節捻挫

2016年04月14日

こんにちは相場です。

気温も20度を超えて桜も咲き、そして散り…やっと春が来た!という感じですね!
センバツ高校野球も劇的なサヨナラ勝ちで智弁学園が高松商業を下し見事に優勝しました。
今大会は素晴らしいプレーも多く見ごたえがある大会でしたね!特に千葉代表でベスト8まで進んだ木更津総合高校の男気のあるプレーには感銘を受けました!
半年後の夏の高校野球でも激闘が繰り広げられると思うと今からハラハラします。

私、相場自身も野球をやっていた事から様々な怪我をしてきました、(野球肘オスグッド、足関節捻挫、シンスプリント、マレットフィンガー、母指基節骨の骨折など)
そこで今回はここ最近の患者さんで多いと感じる足関節捻挫についてお話ししたいと思います。

 

まず、捻挫とは

「骨と骨のあいだに起こる急激なねじれ、あるいは激しい外力による関節包や靭帯の損傷」

と、定義されています。

捻って挫く(ねじってくじく)と書いてある通りに生理的な関節の運動範囲を超えた外力が働いて関節包や靭帯などの軟部組織を損傷してしまいます。
また症状の多くに痛みや熱感、腫脹を伴い炎症症状が出ます。

 

交通事故での首のムチウチやぎっくり腰なども頚椎捻挫、腰椎捻挫と名がつくように捻挫の代表例です。
交通事故についてはこちらをご覧ください。

 

靭帯損傷の程度

靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫、
靭帯の一部が切れるものを2度捻挫、
靭帯が完全に切れるものを3度捻挫

と定義しています。

 

 

足関節捻挫とはどのようなものか?

足関節を内返し(内転底屈回外)することによって起こる内返し捻挫
外返し(外転背屈回内)することによって起こる外返し捻挫
があります。
内返し捻挫では外側側副靭帯を、外返し捻挫では内側側副靭帯を損傷する事が多く、特に多いのが前者の外側側副靭帯損傷です。

 

 

外側側副靭帯損傷

外側側副靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯に分けられ、最も多いのが前距腓靭帯損傷です。この靭帯は足関節の内返しを抑制するだけではなく、距骨の前方移動を制限する機能があります。

 

 

症状としては足関節の外側(外くるぶしの前下方)に痛み、腫れがみられ、損傷が大きいものは数日後に外くるぶしの下方に皮下出血斑が出てきます。

 

 

足関節捻挫の治療は何をするのか?

 

足関節捻挫の初期治療として、損傷の大小に関わらずまずRICE処置を行います。(初期処置がとても大切になります)
Rest(安静)
Ice (冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)

 

 

当院ではオリジナル手技の足関節閉め行い、関節の位置を開いてしまった状態から元の正常な状態にもどしていきます。

正常な位置に関節を戻すことによって腫脹を最小限に留めていきます。
その後程度に応じて固定を行い、骨折を合併しているものはシーネ固定なども行います。
先ほど書いたように、捻挫の1.2.3度を判断して固定の強弱を決めていきます。

 

また、早期から痛みが強く出ない範囲で関節を動かし、軟部組織の拘縮を予防することもしていきます。
それと同時に再発防止の為のトレーニングを行うことも重要になってきます。
特に足関節が内返し方向に向きにくくするために腓骨筋群のトレーニングや足の指の巧緻性を高めていく、身体のバランスを崩さないように体幹や股関節周囲筋のトレーニングなどもしていきます。

 

まとめると

1.RICE処置
2.足関節閉め
3.必要に応じて固定
4.トレーニング
と言った形でリハビリも行っていきます。

 

 

捻挫したところの痛みがなくなれば治療は終わり?

痛みが無くなったところからが本当の始まりです。
痛みが無くなったてそのまま放置してしまうと足関節がまた捻挫しやすくなったままの状態になってしまいます。
よく、「捻挫はクセ」になるというのはしっかりとしたケアやトレーニングをしない事で捻挫が起きやすい状態になってしまうためです。

 

上記のように当院では捻挫の再発を防ぐために足関節周囲のトレーニングはもちろん、身体のバランスを正常にかつ負担がかかりにくい身体を作るために自宅でできる簡単なものから道具を使ったものまでストレッチやトレーニングをしていきます。

 

セルフケア

腓骨筋群トレーニング

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足の指体操

 

 

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写真のようにトレーニングや指の体操を、また写真にはないですがバランスのトレーニングや体幹のトレーニングをして再発の防止をしていきます。

怪我をしない体作りとパフォーマンスアップのため体作りはお任せください!!

なにかお困りのことがありましたら「西船はりきゅう接骨院」にご来院いただければと思います。