脱水症に気を付けよう!

2016年10月3日

 

こんにちは。助手の石井です。

 

熱かった夏もいよいよ終わりを迎えますね!しかしまだ残暑少し外に出て歩いただけでも全身から汗が吹き出ますよね。。。

 

そんな時に注意しなくてはいけないのは脱水症状

 

夜中、寝ている最中に足がつって起きた、という経験はありませんか?

 

夜中に足がつりやすい人は水分が足りてない証拠かも?

 

それは脱水症状になっているサインかもしれません!

 

皆さんは脱水症状と聞いてどういうものなのかしっかり理解しているでしょうか。

 

脱水症状とは…

 

身体の中の必要な体液が不足した状態のことを言い、水分と一緒にミネラルなどの電解質も失われたことを言います。

 

つまり、単なる水不足ではないのです!!

 

脱水症状はなどにより体液が失われた状態、もしくは体液の供給が不足した場合に生じます

 

脱水症状は何が危険なのか?

 

脱水症状=危険
とはわかっていても何が危険なのかわかりますか?

 

脱水症状は水分が足りなくなって生じる不具合と電解質が足りなくなって生じる不具合の複合したものなのです。

 

まず水分が足りなくなって生じる不具合とは。

身体の水分が減ると血液量が減ってしまいます。それにより血圧が下がってしまいます。
そうすると肝臓や消化器系に十分な血液が循環しなくなり、不要な老廃物を排泄する能力が下がります。
脳に血液がいかなくなると集中力の低下、消化管に血液がいかなくなると食欲不振が起こってしまいます。

 

 

次に電解質。体液が薄い部分を濃く、そして濃い部分を薄くしてある一定に保とうという浸透圧を保てなくなります。

 

この一定に保つという能力は主にナトリウムイオンが担っています。それが不足することにより浸透圧を一定に保てなくなってしまうのです。
カリウムイオンカルシウムイオンが不足すると神経や筋肉に悪い影響が出てきてしまい、足がつる痺れや脱力などといったことが起こってしまいます。

 

脱水症状には3タイプがあります.

1.高張性脱水

これは体液の浸透圧が高くなるもので、電解質よりも身体の水分がなくなり体液がいつもより濃くなった状態のことをいいます。

 

汗をかき喉が乾くのはこの状態の時です。汗をかくスピードが高ければ高いほど汗に電解質が含まれるので、血中電解質は減ってしまいます。

 

2.等張性脱水

電解質水分が同じ割合で減っていくのがこのタイプの脱水です。例えば下痢や嘔吐など体液を一気に喪失した時に起こります。

 

3.低張性脱水

 

これは水分よりも電解質がなくなっている状態のことです。大量に汗をかいているのに電解質濃度の低い水やお茶などを大量に飲むとなってしまいます。そしてここで重要なのが、高張性脱水でみとめられている喉の渇きが認められないので見逃してしまう危険性があるのです.

 

脱水症は体重でわかる!

 

自分で判断しにくい脱水症ですが、体重を測ることによって判断をしやすいのです。
・1〜2%減
脱水症を起こしていないか、軽度の脱水症です。

見た目ではわからない脱水症で、喉が渇いたり、尿量が減ったりします。これはいわゆる隠れ脱水という状態です。

 

・3〜9%減
これは中程度の脱水症です


倦怠感、めまい、嘔吐、頭痛などが起こります。また、喀痰(痰)を出すのが困難になり、血圧や臓器の血流低下という症状が出てきたりします。

・10%以上

10%を超えると重篤な症状を示します。

 

もしもなってしまった時の対処法

 

ならないことが最も重要ですが、なってしまった時の対処法も重要です。

 

上記した、体重の判断方法で10%以上の減量が見られる場合、もしくは意識障害、痙攣、運動障害などが現れた場合には救急車を呼びましょう。

 

中度まででしたら、経口補水液が有効になってきます。

 

市販の経口補水液でも構いませんし、ご自宅でも簡単に作ることができます。
水1リットルに対して、砂糖40グラム、塩3グラムを混ぜるだけです。グレープフルーツやレモンの果汁などを入れると飲みやすくなりますよ!!

 

1〜2%減の場合だと、体重1kgあたり、30〜50mlの経口補水液を4時間以内に少しずつ飲みましょう。

 

その後嘔吐がなく、下痢が続くようなら体重1kgあたり10mlの経口補水液を飲ませましょう。嘔吐がある場合は、嘔吐と同量の経口補水液を補給します。

 

3〜9%の場合は1kgあたり100mlの経口補水液を4時間以内に飲ませます。その後の下痢嘔吐がある場合は上記のように補給しましょう。

 

そして、脱水症状と熱中症が併発しないよう、症状が出たらすぐに日陰など涼しい場所に身を移し、下着の上に霧吹きで水を吹きかけたり、脇の下、脚の付け根などに氷や保冷剤などをつけて体温を下げましょう!!

 

自分で水を飲め、10分から20分で回復するなら問題ないのですが、回復しない場合や、いつもと言動が違う場合はすぐに医療機関を受診しましょう。自宅で脱水症と思われる場合は側でしっかり見守ることが大切になってきますよ。

 

 

 

お困りの症状がありましたら西船はりきゅう接骨院にご相談ください!!

 

西船はりきゅう接骨院エキテン

西船はりきゅう接骨院交通事故治療専門ホームページ