夏に多い脱水症状、そして脳梗塞へ。予防はできます!

2015年07月15日

こんにちは、西船はりきゅう接骨院の神保です。 7月に入り、梅雨もピークとなり終わりを向かえてきます。台風が抜けると太陽が照り返す熱い夏へと向かっていきます。

7月10日に千葉県高校野球千葉大会が開幕をしました。私の母校、幕張総合は初戦を7月14日(火)に習志野秋津野球場で行いました。
対戦相手は成東高校です。なんと成東高校には3月までうちの高校を率いていた大塚先生が監督をしています。

異動してすぐに対戦するかもとは何か因縁を感じますね。

肝心の試合結果は12-9で敗れてしまいました。両チームともに20安打近くのヒットを重ねた打撃戦となりました。

終盤、ホームランなどで粘りましたが、接戦にて負けてしまいました。

ピッチャーが少し打たれすぎでした。秋に向けて投手陣の底上げをしていかないといけないですね。

下級生には夏の練習を頑張ってもらい、秋に期待したいと思います。

 

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今回は夏に多くなる症状、脳梗塞についてご説明していきます。

 

脳卒中とは何か?

脳の血管が破れたりつまったりして、脳の細胞に血液、要は栄養素が届かなくなり、脳細胞が壊死を起こしてしまうことです。今の医学は進歩が著しいので命は助かったとしても重度の後遺症(運動障害、麻痺や言語障害など)を残す人も多くみられます。

脳卒中は寒い冬場に多いというイメージですが実際は6~8月の夏のシーズンに多く発症することがデータでわかっています。

 

脳卒中の分類

脳卒中は、血管が詰まるタイプ「脳梗塞」と血管が破れるタイプ「脳出血」「くも膜下出血」にわけられます。

「脳梗塞」

脳の養う血管がつまるタイプで3つ種類があります。
(1)ラクナ梗塞:脳の細い血管に動脈硬化がおこります。

(2)アテローム血栓脳梗塞:脳の太い血管の内側にコレステロールの固まりができ、そこ血小板が蓄積し動脈を塞ぎます。

(3)心原性脳塞栓症:心臓にできた血栓が流れてきて血管を塞ぐ。

これらで脳卒中のうち60%をしめています。

「脳出血」

細い血管がやぶれて出血を起こし、神経細胞が壊死をして機能できなくなってしまいます。原因は今の現代病とも言われる高血圧を起こすことにより、誘発されやすくなります。高齢になれば脳の血管が弱くなりますし、体の不調は出やすくなります。
日中の活動時に、頭痛やめまい、顔面がひきつる、会話がスムーズにできない、意識障害などがいろいろな症状が起こります。脳卒中死亡の約25%を占めます。

「クモ膜下出血」

脳は、外側から順に「硬膜」「くも膜」「軟膜」という3層の膜(髄膜)で覆われています。クモ膜下出血とは、この軟膜にある動脈にできたこぶ(動脈瘤(りゅう))が破裂をし、膜と膜の間にあふれてきた血液が脳全体を圧迫する病気です。突然激しい頭痛、嘔吐、けいれんなどが起こりやすく、意識がなくなったり、急死することもあります。脳卒中のうち、死亡の10%強を占めます。

 

脳卒中とは発症するタイプにより、起こる季節が違う

冬に多い脳卒中は脳出血とくも膜下出血です。冬は寒いために産熱と言い、体内にて熱つくり、放散しないよう血管を収縮します。それにより、血圧が上昇し血管を破れやすくします。

一方で、脳梗塞は夏に発症することが多いです。その原因は夏に大量の汗をかくことにより、体の水分が喪失され脱水状態になります。脱水が起こると血液中水分も不足して、サラサラ血液がドロドロの粘液性の高くなった状態に変わります。粘土がますと、血のかたまりができやすくなります。また、水分の不足により、体内循環する血液量も減少して血管が詰まりやすくなります。

さらに、高齢の方は血圧を下げる薬などを服用している方が多く、血圧が下がると血流が遅くなることから、血栓ができやすくなります。

 

脳梗塞の症状とは

症状のほとんどは身体の半分に障害が起こるということにあります。これは二つの大脳半球はそれぞれ反対側の体をコントロールしていることが理由です。
脳の機能ははすごく複雑な構造をしているので障害部位により、発症される症状も様々です。
基本的には運動機能の障害言語機能障害が見受けられます。
運動機能の障害には手足のしびれ、麻痺、歩行などの困難など動作ができなくなります。言語機能障害はろれつがまわらない、言葉がうまく発せないなど症状が起こります。そこからさらに、合併症などで様々な症状が引き起こされる可能性があります。

 

脳梗塞の前触れ

脳梗塞前触れとして、一過性脳虚血発作がしられています。
・片側の手、足に力が入らない
・体の半身が全体的にしびれる
・ふらつきがあり、歩行が困難になる
・ろれつがまわらなく、うまく会話ができない、言葉がでない。
・頭痛、めまいをおこしやすい
・片方の目が見えずらくなり、一部の視野がかける

 

体の片方に力が入らなく、しびれがある、ろれつがまわり、うまく話せない、言葉はわかるがででこない、激しい頭痛、ふらつき、歩行困難などの症状が現れます。これらは「一過性脳虚血発作」と呼ばれ、小さな血栓が一時的に血管を詰まらせておこる症状です。
時間にして数分から数十分程度で、1日もたつと症状が治まってしまうので放置をする方が多く症状を悪化させてしまします。このような症状を感じたら、すぐに脳神経外科の早い受診をおススメします。

また、脳梗塞は再発しやすい病気です。もし脳梗塞を患ったら、発症後の数年程度は特に注意が必要です。

 

脳卒中の予防方法
高血圧改善をしましょう
・過度の体重、メタボをには気をつけて
・食事の塩分コレステロールには注意しよう
・適度な運動を継続しよう
タバコをやめましょう
・アルコールは控えめに

 

脳梗塞は夏場の6月~8月までが多く、時間帯は睡眠時の夜間起床後の2時間以内に多いとデータがでています。こまめな水分補給、特に就寝前と起床時にはコップ1杯の水分をとることが大事です。

特に高齢の方は脱水になりやすいために寝ているわきにペットボトルでもおいて、起きるたびにこまめな水分の補給をしてください。適度な水分補給は脳梗塞だけでなく熱中症の予防にもなります。

 

脳梗塞は夏に多いですが、一年いつでも起こりうる病気です。生活習慣と深く関わりがあるため、高血圧高血糖脂質異常などこの3つは生活習慣の改善が重要です。

上記の3つはすべての病気に関係がしてくるので食事と運動、健康を保つために必ず重要になります。今は飽食の時代でなんでも買えてしまいますので自分でセーブをして意識を保つことが大事です。

 

今回は接骨院とは直接的に関係のある症状ではありませんが、特に注意が必要かと思いましたので掲載をしました。がんは治療手段があることが多いですが、脳梗塞や脳出血は急激に悪くなり、時間の猶予がありません。なので、自分でも充分に改善、ケアができることばかりですので覚えていただければと思います。

何か、お困りのことがありましたら、西船はりきゅう接骨院までご相談ください!

参考資料(セルフメディケーションネット)