梅雨のぎっくり腰、腰痛には早めの対策を!!

2015年06月27日

 

 

 

こんにちは、西船はりきゅう接骨院の石井です。梅雨のジメジメした日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

梅雨時は天気が不安定になり気圧の変化も激しい為、身体に様々な症状を引き起こしやすくなります。

中でもこの時期、特に多いのがぎっくり腰です。当院でも最近、ぎっくり腰になり歩くのも辛そうな状態で来院される方が非常に増えています。

そこで今日はぎっくり腰について簡単にご説明します。

 

ぎっくり腰は、急激に起こる強い痛みから西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれています。正式には「急性腰痛症」といい、ふとした瞬間や急な動作、重い荷物を持とうとした時、身体を捻った時などに、その場から動けなくなるような激しい腰の痛みが襲います

 

ぎっくり腰は何も原因も予兆もなく、ある日突然訪れるというイメージが多いですがそうではありません。ほとんどの場合、日常生活での癖や生活習慣からくる日々の蓄積により筋肉や関節に負担がかかり耐え切れなくなった時に発症するのです。腰痛には様々な種類がありますが、
ぎっくり腰で特に多いとされるタイプは以下の2つです。

 

筋・筋膜性腰痛⇒腰痛の中で最も多いと言われています。長時間の同姿勢や腰に負担がかかる作業、骨盤の歪みなどにより、腰周囲の筋肉に過度の緊張状態が続いたり、筋膜(筋肉を包む薄い膜)を損傷します。その結果、ふとした動きなどで瞬間的にズキっとした痛みを誘発します。

 

腰椎関節捻挫⇒重い物の持ち運びなどで過伸展(腰を反る動作)されたり、急な捻りの動きにより椎間関節にストレスが加わり、関節構成体である関節包や靭帯を損傷します。

 

ぎっくり腰になってしまったら?

通常は2~3日で炎症が治まり徐々に痛みが引いてきます。しかし、最初の処置をしっかり行わないと痛みは長引いてしまいます。ぎっくり腰のような炎症を伴う急性の症状にはRICE処置を行います。

 

⇒REST(安静)
⇒ICE(冷却)
⇒COMPRESSION(圧迫・固定)
⇒ELEVATION(挙上) ※ぎっくり腰の場合は挙上は必要ありません。

 

この処置において、まず一番大事なのはとにかく患部を安静に保つことです。寝る際は、なるべく痛い側を上にして横向きになり、膝にクッションなどを挟み身体を丸めるような体勢をとりましょう。これは疼痛緩和肢位といい、最も痛みが和らぐ楽な姿勢となります。仰向けの方が楽という方は必ず両膝を立てた状態にしてください。また、うつ伏せは腰に負担がかかるため、なるべく避けましょう。
お風呂も、その日は湯船には浸からずシャワー程度にしましょう。翌日から入浴をしても構いません。ただ激痛で動けないときは温めすぎないようにしてください。

 

ICE(冷却)は炎症が強く、触って明らかに熱を持っている時やシャワー程度でも痛みが悪化する時のみ行って下さい。

 

そして痛みがおさまるまでは、なるべく常時コルセットを着用して患部を固定します。(持っていない時は、さらし等でも構いません)
コルセットをすることで腹圧が高まり腰椎への負担が軽減します。基本的に寝ている時は負担があまりかからないので必要ありませんが
寝返りをうつのが辛い時は着けるようにしてください。

 

また、コルセットは付ける位置が大事です!よく、当院の患者さんの中にもお腹に巻いてる方がいますがコルセットは骨盤を締めるものです。
正しい位置は、左右の腰骨から少し下にある出っ張った部分(上前腸骨棘)が中心にくるように装着します。

 

これらは、あくまで応急処置であって治療ではありません。動ける状態であれば、なるべく早く整形外科や接骨院に受診して治療、リハビリを受けましょう。
腰痛、ぎっくり腰や肩こりなどの症状はきちんと治療、リハビリをすれば安定する症状です。マッサージだけでは改善しません!

ぎっくり腰に関しては一度痛めてしまいますと何度も繰り返し起こります。痛めた組織はある程度は修復をします。しかし、新品にはなりません。マイナスとなってしまったものを筋力や柔軟性、体の使い方を変えることにより、補うことができ、再発を予防します。

当院では4つのカテゴリーにわけて治療を進めていきます。

1・骨盤、背骨の矯正

まずは家と一緒で土台が重要となります。骨盤、背骨が正しい位置にくることにより、回復力が高まりますし周りにかかるストレスを軽減することができます。

2・筋肉の緊張をとるための手技療法

なかの土台の安定性やインナーマッスルという体を支える筋肉が弱くなってしまっているのでアウターマッスルという体を動かす筋肉にストレスがかかり、硬くなっていきます。それを当院独自の手技療法で緩めていきます。

3・股関節の柔軟性向上

股関節の筋肉が硬いと骨盤と背骨の動きを制御してしまいます。その結果、腰の筋肉にストレスがかかってしまうのです。
ストレッチをしっかり行う事で、骨盤と背骨を正しい位置に安定させ体のバランスが良くなります。

4・筋力の向上

体幹のインナーマッスルを鍛えることで姿勢を安定させ腰への負担を軽減させます。

 

 

このように、当院では治療+リハビリ+アフターケアをしっかり行うことで繰り返し痛みを起こさない身体を作ります。

身体は痛みを感じてからでは、治りも遅く治療も長引いてしまいます。

少しでも違和感を感じましたら早めに西船はりきゅう接骨院にご来院下さい。

梅雨を乗り越えれば、楽しい夏がやってきます。私はお盆休みに毎年、友達と甲子園観戦に行くのが恒例になっています。今年はどんなチームが出てくるか、今から楽しみです(^^)1419293639607[1]

ではまた~