船橋&市川から野球肩、野球肘をなくそう!第23弾!
2020年10月19日
こんにちは!西船はりきゅう接骨院の神保です。
今日は前回に引き続き、インピンジメントについてもう少し詳しくお話をしようかと思います。
船橋&市川から野球肩、野球肘をなくそう!第23弾!
テーマは『インピンジメントをより深くし理解し、野球肩をしっかりと治そう!』です。
1.なぜインピンジメントは大事なの?
2.より詳しいメカニズム
3.インピンジメントの改善方法
1.なぜインピンジメントは大事なの?
なぜここまでインピンジメントを大事にするかというと野球肩になってしまう大きな要因を占めているからです。
前のブログで野球肩の50%以上の方はインピンジメントを持っている。とお話をしましたが、実際にはもっと持っているかと思っています。
この挟み込みがない、もしくは肩の内旋制限がない。そういった人の方が圧倒的に少ないからです。
内旋制限(腕を後ろに回す動作)が野球をしている人で左右差がない人が凄く少ないです。
内旋制限があるということは、肩関節後方体、特に後方関節包の柔軟性が落ちている人ほとんどです。
インピンジメントを日本語に表すと『衝突』と表現します。実際には衝突するという見方もできますが、『こすれる』といった表現の方が近いような気がします。
2.より詳しいメカニズム
先ほど、インピンジメントは『衝突』より『こすれる』とお話をしました。
上腕骨と肩甲骨にある肩峰という骨の間に棘下筋という腱板のインナーマッスルがこすれることにより、痛みを発症します。
なぜインピンジメントが起こるかというと・・・
(1)上腕骨が不安定な場合。投げる際に外旋という外に捻る動きをしますが、捻ることにより上腕骨が前方に移動をします。
前に移動すると関節唇という軟骨と腱板がこすれあってしまいます。なので肩の不安定性と肩を捻られすぎ。これが大きな要因です。
前が不安定な要因は後ろが硬いこと。後方関節包の柔軟性アップが課題です。後ろが硬いから前に押し出されてしまう。とにかく、後ろを柔らかくすることが大事です。
(2)肩の前方の肩甲下筋がうまく働いていない。なので、肩の前方をを強くしていきます。前の肩甲下筋の強化をしていきます。
捻られたときに安定性を高めるために肩甲下筋を強くすることにより、上腕骨のズレをなくしていきます。関節の安定性を作っていきます。
(3)肩甲周囲筋と背骨がうまく使えていない。これも肩甲周囲筋を鍛えていきます。これは肩甲骨を大きく安定して動かせる状態を作っていきます。
これは肩関節だけでなく、連動するための肩甲骨の動きを広げるという意味があります。捻るという動作は肩関節と肩甲骨が連動して動きます。これが硬い、弱いことにより、構造的に弱くなってしまっている肩関節のみに負荷が集中してしまいます。
3.インピンジメントの改善方法
【後方関節包の柔軟性UP】
これをしっかりと行っていきます。
基本的に前回の”第22弾”お伝えしたスリーパーストレッチとテニスボールのケアを行っていきます。
こちららより➡船橋&市川から野球肩、野球肘をなくそう!第22弾!
少しレベルアップすると以下のストレッチをお勧めします。
サイドライイング・クロスアームストレッチ
(A)開始姿勢:ストレッチする側を下にして側臥位をとり、腕を90°まで持ち上げる。
(B)開始姿勢をとったら、腕を反対側の腕で胸の前へ引き寄せる。このストレッチ姿勢を30秒保持します。
【肩甲下筋強化】
前方のズレをより抑えるために強化していきます。これは関節トレーニングという、筋出力運動を行っていきます。
これは鍛えたい筋肉のみを働かせるための運動です。やり方が少しでも変わってしまうと効果が減ってしまいます。やり方が非常に重要になります。
こちらはこの動画をご覧ください。
【肩甲骨周囲筋強化】
投げて負担を減らすには『しなり』が重要です。
これは肩関節でしなりを生むのではなく、肩甲骨をしっかりと使い、しなりを作る強化や柔軟性が必要になります。
これはドッグ&キャットという運動をしていきます。これは背骨と肩甲骨を連動して動かしてきます。
これがしっかりとできない方は肩甲骨の動きがよくなりません。背骨と肩甲骨をしっかりと動かしましょう。
こちらもこの動画をご覧ください。
まとめ
これまでご紹介した3つの運動をしっかりと行っていきましょう。こちらができてくると肩関節のインピンジメントが改善されてきます。
ストレッチとトレーニングを併用していき、しっかりとした動きを作っていきましょう。
野球肩や野球肘の治し方はまずはこのインピンジメントの改善から始まると思っています。しっかりと行うことにより、動きはどんどん改善されてきます。
〇長年の野球肩や野球肘。
〇今よりもパフォーマンスをUPしたい方。
〇投球障害を再発させないようにしたい方。
絶対におススメです。
しっかりとなぜ肩を壊してしまうのかを理解したうえでリハビリや治療を始めていきましょう。
千葉、船橋、市川で野球肩や野球肘にお悩みの方。
様々な整形外科、整骨院、接骨院、整体など行っても改善が見られない方は是非1度試しに行ってみてください。
注意事項
肩を外側に捻って痛みが強い場合はかなり進行しているケースも見られます。その際はしっかりとした専門機関の病院などで検査もお勧めしています。
何かあれば、西船はりきゅう接骨院までご相談ください。宜しくお願い致します。