スポーツ選手に多い膝の外側の痛みは腸脛靭帯炎かも?
2016年06月2日
こんにちは相場です。
少し暖かくなってきたと思ったらどんどん気温が上がり少し汗ばむ日もありますね。
ここ最近全国的に最高気温25度を超える日が多いです。
北海道では連日30度を超える暑さでとても大変そうですね。暑さに慣れないこの時期は意外にも熱中症になる方が多いです。早いうちに暑さに慣れることが大事になります!
成人は1〜2週間 年配の方は3週間ほど慣れる期間(暑熱馴化期間)が必要になるそうなので早いうちに暑さに慣れてこれから来る暑い夏を乗り越える準備をしましょう!
今回は最近の学生に多く、自分も怪我の経験がある「腸脛靭帯炎」についてお話ししようと思います。
まず腸脛靭帯とは
名前の通り腸骨と脛骨を繋いでいる靭帯で大臀筋や大腿筋膜張筋と繋がって脛骨のガーディ結節に付着します。
大腿の外側を走るほとんどが靭帯として構成され図のようになっています。
図
腸脛靭帯と大腿骨外側上課が擦れて起こってしまうのが腸脛靭帯炎です。
どういう人に多い?
マラソンランナーやスポーツでよく走る方、特に運動の初心者は腸脛靭帯炎になり易いと言われています。
腸脛靭帯炎の症状は?
段階としてまず大腿外側や臀部外側に違和感や張り感を感じます。
次に膝の外側の痛み、炎症がでます。
痛みが続いていると一定の距離や条件で痛みが出ます(症状には波があり調子が良い時には痛みがない事もあります)
重篤な場合は膝の屈伸動作での靭帯と骨の摩擦を避けるために膝を伸展位に固定して歩く方もいます。
腸脛靭帯炎の原因は?
①下肢や身体のアライメント不良
②関連筋肉や靭帯の柔軟性の低下
③ウォーミングアップ不足
④練習量の急増
⑤傾斜での反復練習(側傾斜)
などがあります。
対策方法は?
1.関連する筋肉や靭帯の柔軟性を高めるためにストレッチをする。
筋肉や靭帯の伸長性を高めてタイトネスを減らします。
2.痛みが強い場合は休む、または走る量を減らす
痛みが出ているということは体に負担がかかっているサインです。痛みは他の疾患や症状にも言えますが、身体の悲鳴なのです。
なのでまずは休むことや練習量を減らすことは大原則です。
3.走ったあとにはアイシングをする。
アイシングをする場合はした後に感覚が戻るまで安静にします。アイシングは炎症を抑える効果がありますが、筋肉が一時的に固くなってしまいます。固くなった状態で運動をするとより一層負担がかかってしまうことがあるので注意が必要です。
1〜3は対処的な対策になりますが、、
根本的に改善をするにはアライメント(位置関係)や動作のロスをなくし正しいフォームに戻す必要があります!
そもそも下肢のアライメントが正常でないと足関節が不安定であったり、膝がまっすぐに出ない(ブレてしまう)などスポーツ障害としては致命的に怪我を起こし易い状態になってしまいます。
どうしてもフォームが悪かったり、無駄な動作があると負担がかかり腸脛靭帯炎に限らずどこかに負担がかかり症状がでてしまうのです。
西船はりきゅう接骨院では何をするのか?
下肢のアライメントが正常でない場合、フォームが崩れてしまっている場合はその原因を探し、その原因を探った後に見合ったトレーニングやストレッチを行います。
大半の場合、体幹の安定性が欠けていたり股関節周りの筋肉が硬かったり弱かったりする事が多いです。
西船はりきゅう接骨院で行うトレーニングで簡単なものを紹介したいと思います。
フロントブリッジ
サイドブリッジ
上記2点はスポーツ、腰痛には体幹を強化しよう!!を参考にしてみてください。
ダイアゴナル
右手左足、左手右足、を体と水平になるようにあげて、15〜30秒キープをします左右を入れ替え3〜5セット行います。
バランス力も同時に鍛える事ができます。
基本的な体幹トレーニングを書きましたが、症状はその方によって異なります。
上記のトレーニングの他に筋肉や筋膜に直接アプローチする器具もあり、患者様に好評をいただいています!!
当院では一人一人の筋バランスをみてトータル的にパフォーマンスを上げるようにトレーニングを行います。
症状に見合ったトレーニングや治療法で腸脛靭帯炎やその他のスポーツ障害を良くしていきましょう!
気になった方はぜひ一度西船はりきゅう接骨院にご来院ください!
その他のスポーツ障害を過去のブログで紹介しています!
お知らせ
当院では毎月おこなっているおススメやイベントがあります!!
6月のおススメは……
雨の日限定でライトコースを割引価格にて提供したいと思います!!
普段ライトコースの方もライトコースってなに??って方もこの機会に是非試してみてください!