サッカーや産後に多い!?グローインペイン症候群とは!?

2021年07月8日

こんにちは!西船はりきゅう接骨院の越川です!

グローインペイン症候群という症状はなかなか聞きなれない言葉で知らない方が多いんではないでしょうか。

この症状は特にサッカー選手や産後のママたちに多い症状なので、ぜひ知ってほしいです。
なので、今回は『グローインペイン症候群についてお伝えしていきます。

グローインペイン症候群とは

グローインペイン症候群とは、別名(鼠径部痛症候群)といいます。
簡単に言いますと、股関節は様々な筋肉が鼠径靭帯(股関節の前)あたりで交わっています。
そこで様々な筋肉が負担をかけて、硬くなり、癒着をすると痛みを誘発すると言われています。

運動選手産後のママさんなどに多く、特にサッカー選手に多い症状になります。


・ランニング時

・起き上がる動作
・キック動作
・腹部に力を入れるとき    など

このような動作時に症状がでやすくなります。

 

なぜ、サッカー選手、産後のママに多い症状なのか?

サッカー選手はボールをキックする動作が多いため、内転筋や腸腰筋など様々な筋肉を使いすぎるため多くなってしまいます。

その股関節にストレスをかけることに対して、負担を減らすための筋肉をさぼっていて、上手く使えていないため症状がでやすくなります。

産後のママさんは出産後、恥骨筋の筋力低下腹圧などの低下により鼠径部に負担がかかり、症状がでます。

腹圧の低下は、腹横筋、骨盤底筋、横隔膜、多裂筋などの筋肉がうまく使えなくなり、機能低下を起こします。

また、産後は骨盤が開きやすく、骨盤周囲筋の緩みがうまれ、より筋力低下が起きやすいのです。

その分支えようとする頑張っている筋肉がどんどん固まり、過緊張を起こします。
それが鼠径部への運動制限を作り痛みの元になるのです。

グローインペイン症候群の対処、治療法は?

治していく方法はたくさんありますが、基本的に頑張っている筋肉を緩めて、さぼっている筋肉を働かせることをすることによって、股関節の負荷を減らしていけば改善されていきます。


頑張っている筋肉(過緊張)

大殿筋
中殿筋
腸腰筋


さぼっている筋肉(筋力低下)

内転筋
内側ハムストリングス
腹横筋
多裂筋

このなかでも大殿筋と腸腰筋はかなり過剰に働きます
これを徹底的に緩めていき、さぼっている筋肉を鍛えていきます。

この症状を放っておくと・・・

初めは運動時や作業時のみ痛みを生じます。

そのまま変わらず負担をかけて進行してしまうと

運動時のみならず歩行、階段昇降、椅子からの立ち上がりなど日常生活に支障が出てきてしまいます。

一番最悪なのは、安静時にも症状がでていき慢性化してなかなか痛みがとれないケースになってしまいます。

そのことが起こらないように早めに診てもらうことが大事になっていきます。
股関節の痛みで困っている方がいましたら当院までご相談ください。