2015年08月21日
こんにちは。西船はりきゅう接骨院、院長の神保です。
前回のブログでも書いた通り、母校の幕張総合高校は夏の大会、初戦で敗れてしまいました。
今はどこのチームもバッティングよく、今回は乱打戦にて打ち負けてしまいました。ただ、打つチームみていて楽しく、バッティングのいいチーム作りをしたいと感じました。監督が決めるので僕が決めるわけではないのですが・・・(^^;)
甲子園も決勝戦が終わりました。東海大相模‐仙台育英。どちらとも名門校ですごい試合でした。
やはり、ともにバッティングがいいですね。みていて楽しい試合でした。
新チームは打てるように筋力トレーニングと柔軟性向上のための股関節、肩甲骨周りの運動をしっかり見ていこうと思います。
今日は船橋から野球肘、野球肩をなくそう!第5弾!!
野球をする上では大事なのは体をうまく使うことです。
そのために正しいストレッチの方法とどこをしたらいいのかをご説明します。
怪我をしないためにもそうですが、うまくなるためには正しい体の使い方が重要となります。
今の小学生、中学生、高校生と体が硬すぎる子供たちが増えています。
当、接骨院でもまずは身体が正しく使えているか、使えるための柔軟性があるかを確認していきます。
今の子供たちはストレッチなどの習慣がないためにうまくできず、硬くなってしまっています。
今の時代、便利になるにつれて体の機能をうまく使わなくなってしまいます。そのために硬さがうまれてしまいます。
一番代表的なのはトイレです。以前は和式のトイレが多く、しゃがむことにより、足関節、股関節の柔軟性と強さを形成できました。
しかし、今はほとんど自宅のトイレは洋式です。外出しても和式のトイレは減っていると思います。洋式は楽ではありますが、楽をする分、体の機能を損なわれてしまします。
そのために運動する子供は自分たちで体をしっかりと体作りをしなければいけません。
ストレッチには筋肉、関節、腱とこの3つがしっかりとストレッチされることにより柔軟性が高まってきます。
まずはどこまでの柔軟性がほしいか、基準となる方法を掲載します。
この3つがしっかりとできるようにしましょう。

立位体前屈(写真1)
(写真1)立位体前屈
かかとをそろえて前屈をします。膝を曲げずにゆっくりと行います。理想は手のひらが床につくくらいが目標

伸脚(写真2)
(写真2)伸脚
伸脚した際に注意点が4つ。かかとをあげない、伸ばした足のつま先は上をむいている、背中をしっかりと伸ばす、曲がってるいる足の太ももとふくらはぎがぴったりとつくように。

屈伸(写真3)
(写真3)屈伸
両足を揃えて、かかとをあげずに屈伸ができること。
なるべく背中を丸めずに
この上記3つが柔軟性をみるのに大事になります。しっかりとできるようになりましょう!
ストレッチの正しいやり方は
1・伸ばしている筋肉をしっかりと意識する
2・時間は30秒×3セット インターバルは5秒間 理想は1日3回を目安に
3・呼吸は止めずにリラックスして行う
4・ストレッチの強さは強すぎず、いた気持ちいい、気持ちいいくらいで
5・お風呂後、体の温まっているときは必ず行う
ストレッチには2種類方法があります。上記の方法は静的ストレッチといい、筋肉の柔軟性を主としてストレッチする方法です。
もう一つは動的ストレッチです。動きながら行なうストレッチで野球では主にアップの時などに行われています。こちらは関節の柔軟性を目的として行います。
ストレッチは 効果が出始めるまでしっかりと行っても6~8週間はかかってきます。まずは、3か月を目標にしっかりと行ってください。
3か月行っても改善が悪い場合は正しくできていない、回数が少ないかとなってきますので、1度見直しが必要となります。
どこのストレッチをすればいいのか?
まず、野球でボールを投げる、打つにはどこの筋肉を使うかを考えていきます。
先ほども書きましたが、下半身で重要なのは股関節、骨盤周りに付着する筋肉です。上半身は肩甲骨、肩関節周りの筋肉です。
では下半身のストレッチはどういうのを行えばいいのか?
まずは、先ほど検査で行った、屈伸、伸脚をしっかりと行えるようになることです。
そこから、骨盤に付着する筋肉をストレッチして柔らかくしていきます。
なぜ、骨盤まわりを柔らかくするかというと、投球動作で大事なのは骨盤の回旋(捻る動き)動作です。これがスムーズにいかなければ、力がロスしてしまい、うまく力を伝えきれません。
骨盤周りの筋肉とは?
これは太ももとお尻周りの筋肉のことを表します。特に太ももの前と後ろにつく筋肉がとお尻周りにつく筋肉が重要です。股関節を柔らかくするにはお尻から太もも周りの筋肉をストレッチしてあげます。
さほど難しいことではありません。これは特殊な筋肉ではなく、普段でも皆さんが行っているストレッチです。
それをうまくできていないために柔軟性が向上していないと考えられます。
アップなどで行っている通常のストレッチでも充分ですのでしっかりと正しい方法で行ってみてください。
特に下記のストレッチは重要となりますのでしっかりと行いましょう。

太ももの後ろのストレッチ
(1)太もものストレッチ
伸ばしているほうの肩は浮かせず、膝は90°まで上げた位置で伸ばします。お尻を意識して

お尻のストレッチ
(2)おしりのストレッチ
足を台の上にのせて、指先を天井にむけて太ももの後ろから膝裏を意識して伸ばします。伸ばす方の肩を写真のように上げると胸郭といって胸周りのストレッチにもなります。この形で行ってください。
上半身でいえば肩甲骨、肩関節周りの筋肉が重要になります。特に肩甲骨周りの柔軟性は大切になります。
これは肩甲骨の後方の筋肉や腕も後方のストレッチも含まれます。野球している方は必ず練習前後に行っていると思います。これもうまくできていないために、あまり変化がない方が多いです。
野球をしている人の肩関節は固まってしまいます。これをとるのが野球肩、野球肘を予防するのにすごく重要になります。
これはまた、次回に!
肩の柔軟性はこれで比べてください。

投球側
(方法)
手を後ろ上げた時に中指がどこまで上がるかを比べる。理想は5センチ以内、差がないのがベスト。

非投球側
ストレッチは継続することと、正しい方法で行うこと。惰性にやってしまうと効果がでません。しっかりと意識をもって行いましょう!
肩甲骨周りの筋肉に関しては柔軟性を上げるための筋肉と野球をしていると利き腕が投げることにより、拘縮と言って肩の関節部分を硬くしてしまいます。
肩甲骨の可動域改善とともに肩の関節の固まりをとるためのストレッチが重要となります。
野球肘や野球肩にならないためにも重要ですし、パフォーマンスを上げるためにも基礎的な部分は非常に重要となります。
今回ご紹介しているのはオーソドックだけども非常に大事な部分になります。まずはしっかりと正しく体が使えるに柔軟性を高めていきましょう!
今後、専門的な細かい運動なども行っていきますので、まずはしっかりと基礎をつくりましょう。
痛みやなにか気になることがありましたら、西船はりきゅう接骨院までご相談ください。お待ちしています。